Whale Adventure

ホエール アドベンチャー|徳之島

奄美クジラ・イルカ協会

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2024シーズンの運航は終了いたしました。
来シーズンは2025年1月10日前後のスタートを予定しております。


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徳之島のクジラについて

クジラを知ろう!

クジラ。みんながよく知ってる動物。とても巨大で素敵な動物。でもこんなに大きくみんなに知られているクジラだけどまだまだ分からないことや謎だらけのこともたくさんある。そんなクジラのこと、実際に観察する前に少し詳しくなってみましょう。

見れる種類

徳之島の周辺でよく見れるクジラはザトウクジラという種類です。オスは体長13~14m、体重は20~25トンくらい、メスは体長15~16m、体重は30トン以上、生まれたての子供でも体長5~6m、体重が2トンくらいあります。寿命は50年~100年くらいといわれています。哺乳類で私たち人間と同じく肺で呼吸しています。一回の潜水時間は大体15~30分くらいのようです。

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クジラの大回遊

ザトウクジラは人間では考えられないくらいとてもとても広大な大海原を回遊しています。夏場はロシアやアラスカなどのエサがたくさんいる北のほうの冷たい海で生活をしています。そのクジラたちが毎年12月~3月くらいの間には数千キロの旅をして暖かい日本の海、奄美群島~沖縄方面、小笠原をはじめハワイ周辺などへ交尾、出産、子育てのためにやってきます。夏にたくさん食べたエサを栄養にして、冬の間はエサは食べていないといわれています。人間が飛行機に乗って十数時間も移動する世界の国々を自分たちの力で泳いで回遊してしまうクジラたちの生態、とてつもない大自然のドラマを感じます。

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徳之島周辺のクジラ

徳之島でザトウクジラが観察できるシーズンは、前述の大回遊のなかで交尾、出産、子育てにやってくる12月~3月の時期が中心になります。年によって前後はしますが、例年12月中旬くらいから徐々にクジラたちの姿を見かけるようになり、1月に入ると個体数も増えてきて、2月~3月初旬にピークを迎え、3月下旬にかけてクジラたちがまたロシアやアラスカに帰りはじめてその姿を見る日が減ってきます。
もう少し詳しく説明します。12月中旬くらいにまずやってくるのは妊娠中の母クジラや単独のオスクジラであることが多いようです。この時期はたいてい単体で見かけることが多いようです。徳之島にとどまらずに沖縄方面まで南下していく個体もいるため比較的南に向かって泳いでいくクジラが多く観察されます。12月下旬~1月は子連れの母クジラを見かける機会がおおくなり、それに伴ってエスコートするオスや、メスをめぐってオスクジラが集まってきたりするため複数で見かけることが多くなります。この時期になると徳之島周辺にとどまって子育てをする母クジラが増えはじめます。2月には頭数もピークを迎え、子クジラもやや成長してブリーチングの練習や、母クジラと子クジラが寄り添ってゆったりと泳ぐ姿が観察しやすい時期になります。3月に入ると子クジラが大きくなってきて、母クジラとともに北上ルートをとりながらロシアやアラスカに旅立っていくクジラが観察されるようになります。3月中旬以降になると一気に観察できる頭数は減ります。またシーズン終盤のこの時期には沖縄方面で子育てをしていたクジラたちが北上していくルート上に徳之島が位置するため、タイミングが合うとその個体群の観察ができます。奄美群島~沖縄方面で子育てをしていたほぼすべてのクジラたちが北上を終わる3月下旬~4月はじめにクジラ観察のシーズンは終了します。

クジラの歌

子育てシーズンのザトウクジラは様々な鳴き声を発します。その鳴き声はいろいろなバリエーションがあり、まるで歌を歌っているような音に聞こえるためホエールソングなどともいわれている素敵な響きです。残念ながら実際に水中にもぐることができるダイバー以外は生でその歌を聴くことはできませんが、運が良ければ船上でも水中マイクなどを通して聴ける場合もあります。このホエールソングはオスクジラしか発することは無いことが分かってきているため、おそらくメスへの求愛ソングではないかと考えられています。

https://www.youtube.com/watch?v=weL3VwZXZHk

クジラの性格と見分け方

クジラはオス、メス、子供などの見分け方だけではなく、尾びれの裏側の模様が一頭一頭すべて異なるため、運よくクジラの尾びれの裏側の写真が撮影できればすべてのクジラの個体識別ができるんです。今年みなさんが徳之島で出会ったクジラに、また翌年も再会できた!何頭もいろいろなクジラに出会って写真撮影ができればそんな感動もひろがります。
また、クジラは個体によって好奇心旺盛な子、臆病な子、怒りっぽい子などなど様々です。この性格の差と、出会った時の状況を見極めることによって船上からの観察だけでなく、ホエールスイムでクジラを水中で観察して、目が合うなんていう奇跡も起こすことができます。